ドイツ式総入れ歯で難症例の患者様に対応したケース
患者様の年齢・性別:60代・女性
治療期間:約3ヶ月
主訴:噛める入れ歯を作りたい。
費用(概算):総入れ歯(上下ひと組)100万円
注意事項:治療期間と来院回数がかかる
こちらのドイツ式総入れ歯は、お口の筋肉で入れ歯を安定させる設計になります。
もちろん、歯槽骨がしっかり残っている方が安定は良いです。
しかし、こちらの症例の方のように歯槽骨がほとんどない方でも、保険の入れ歯とは比べ物にならない程、しっかり噛むことができます。


詳しい治療の流れはこちらから確認ください
初診時の状態
治療途中
治療後
●目黒歯科医院では入れ歯・インプラントなどの相談を受け付けております。
※詳細な診断をご希望される場合には、保険診療にてレントゲン撮影・歯周組織検査をお勧め致します。
現在の状態を詳細に把握することができ、それにより具体的な治療法のご提案が可能となります。
(健康保険の一部負担金は、3割負担の方で~3,500円程度です。相談料は、無料となります。)
※レントゲン撮影、歯周組織検査をご希望されない場合、具体的な治療法について提案が
できない場合があります。
(こちらの相談をご希望される場合、一回3,000円の費用がかかります。)
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院長ブログ抜粋
【院長ブログ】歯医者さん選びの情報が満載です危険です!咬みあわせが悪い入れ歯を使っていると、歯肉がコンニャクみたいにプヨプヨになるって知っていますか?
初診時の状態
下の写真を見て下さい。60代の患者様です。入れ歯の相談で来院されました。
初診時の正面観、上下に総入れ歯が装着されていました。

よく見ると下の奥歯の咬みあわせが、左方向にズレています。
そして入れ歯の裏側には、市販の入れ歯安定剤がべったり貼り付けてありました。


下アゴの総入れ歯にも、上アゴと同様、市販の入れ歯安定剤が張り付けてあります。


入れ歯を外した、上アゴの歯肉はコンニャク見たいにプヨプヨで、
さらに下アゴの歯肉も痩せています。超難症例です。
(写真左・上顎:写真右・下顎)


歯科大学の授業では、プヨプヨ歯肉をコンニャク状顎堤(フラビーガム)と呼び、
難症例と習います。
プヨプヨなコンニャクみたいな歯肉の上に入れ歯が乗っかっているので、安定させるのが難しいのです。
一般の方は「歯肉なら、プヨプヨだよね?」と、思うかもしれませんが違います。
咬みあわせがしっかりした、安定性の良い入れ歯ならプヨプヨ歯肉になりません。
プヨプヨ歯肉は、急激にアゴの骨が吸収することによっておこるのです。
上アゴの前歯部分を、不適切な咬み合わせの入れ歯で、突き上げる事が原因です。
あなたの入れ歯は大丈夫ですか?
治療途中
ご相談の結果、ドイツ式の総入れ歯(シュトラックデンチャー)を選択され、治療開始です。
歯型取りや咬み合わせの位置決めは以下の内容と同手順でしていますので、参考までにご覧ください。
総入れ歯治療における、世界初の特殊な歯型採り(上下顎同時印象法)の解説
下の写真が、最終的な歯型です。
真後ろから見たところです。舌の裏側の形がしっかり採れていますよ。
(写真左:上アゴ・写真右:下アゴ)


歯医者さんで歯型を採った経験のある方なら解ると思いますが、ほとんどの歯医者さんは、上下バラバラで歯型を採ります。
上下の総入れ歯の歯型を同時に採る歯医者さんは、まず居ません。
では、何故このように同時に歯型を採らなければいけないのかというと、以下の理由があるからです。
同時に採ることによって、お口の中の情報が全て記録できるからです。
舌の形、唇の裏側、頬の裏側などなど、空間を余すこと無く記録できます。
実は総入れ歯というのは、筋肉の力で支えられています。
内側は舌、外側は唇や頬の筋肉です。
入れ歯全体を、筋肉の力で包み込む事で安定性が増すのです。
従来の上下バラバラの歯型では、お口の周囲の筋肉の情報量が足りないのです。
それを克服した上下顎同時印象法は、究極の歯型採りの技法です。
さあいよいよ、仮合わせです。
赤いワックスに人工の歯が並んでいます。


お口の中に入れて、最終チェックです。

治療後
そして、完成です。
治療前の入れ歯と比べると入れ歯の縁の厚みが全然違います。
下の写真が、他院で製作された上アゴの総入れ歯です。

完成した入れ歯をご覧ください。
唇、頬、舌にしっかり支えてもらうために、隙間をしっかり埋める必要があるので、
入れ歯の縁が厚くなっています。もちろん、厚くなったからといって違和感が増える事はありません。
失われた歯肉を適切に、復元しているだけですから安心して下さいね。




完成した、総入れ歯の正面です。

もちろん新しい入れ歯なので、何回かの調整は必要ですが
治療前の入れ歯みたいに市販の入れ歯安定剤なんて、必要ありません。
患者様のお顔はお見せできませんが、治療前の入れ歯は咬み合わせの高さが極端に低い入れ歯で、横顔のバランスも崩れていました。
新しい入れ歯は、咬みあわせの高さも復元したので、横顔のバランスも良く、アゴのラインもスッキリしました。
口元のシワシワも無くなり、張りが出て10歳以上若返りました。
総入れ歯でお悩みのあなた、悩んでいる時間がもったいないです。
究極の歯型採りで製作するシュトラックデンチャーを是非、お試しください。
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ご希望の診療内容について、下記をクリックしてください。
①保険治療(治療費の目安:数千円)
②ドイツ式レジリエンツ式部分入れ歯(最低必要な治療費の目安:80万円)
③ハイブリットなドイツ式入れ歯(最低必要な治療費の目安:100万円)
④ドイツ式総入れ歯治療(最低必要な治療費の目安:100万円)
⑤ドイツ式総入れ歯で難症例(最低必要な治療費の目安:100万円)
⑥特殊アタッチメント入れ歯(最低必要な治療費の目安:80万円)
⑦全ての歯を失った方のインプラント(最低必要な治療費の目安:250万円)
⑧ノンクラスプデンチャー(最低必要な治療費の目安:10万円)
⑨やわらかいシリコンの入れ歯(最低必要な治療費の目安:15万円)