②ドイツ式レジリエンツ式部分入れ歯(治療最低金額の目安:80万円)

患者様の年齢・性別:50代・女性
治療期間:約1年
主訴:長持ちしてしっかり噛める入れ歯を作りたい。
費用(概算):120万(※3歯分、治療当時の料金となります)
リスク:仮義歯は入りますが、最終までに治療期間がかかります。場合により外科処置(FoP処置)が入ります。

ドイツ式レジリエンツ入れ歯は、自分の歯に負担をかけない最先端の入れ歯です。

自分の歯を支えにしますが、保険の入れ歯と違い、自分の歯を保存するような作りになっています。
また、作りが総入れ歯に近い形をしていますので、もし残った歯が何らかの原因で失ってしまっても、修理をすることにより長く使っていくことが可能です。

ドイツ式入れ歯の場合、残す歯の本数によって費用が大きく変わりますので、ご予算や設計を患者様としっかり相談して作成していきます。

治療前
入れ歯
治療後
入れ歯


詳しい治療の流れはこちらから確認ください
1.治療前
2.治療中
3.治療後(義歯完成)

ドイツ式レジリエンツ入れ歯について院長ブログより抜粋

初診時の状態


「日本の歯科大学では教えてもらえない?!スルメが咬み切れる入れ歯のお話を少し聞いてください」
下の写真を見て下さい。50代の患者様です。入れ歯の相談で遠方から来院されました。
入れ歯を外した治療前の状態です。

症例症例

上アゴの総入れ歯は修理が繰り返されて、ボロボロです。
また、上アゴの入れ歯の下には、根っこだけ残った8本の歯が隠れていました。

症例症例

下アゴは、他院で仮の歯が装着されていましたが壊れていました。

症例

患者様とご相談の結果、「上アゴ:レジリエンツテレスコープ式」「下アゴ:フリクションピンテレスコープ式」の部分入れ歯を計画しました。

治療開始

では、治療を見ていきましょう。
治療前の上アゴは、保険の総入れ歯になっていました。
今回計画している上アゴの入れ歯は、ドイツ式レジリエンツテレスコープ式部分入れ歯です。
部分入れ歯なので、残っている歯を入れ歯の支えとして利用しますが、残っている歯はボロボロです。
ほとんどの歯医者さんが初診時の写真を見たら、全部抜歯と診断するでしょう。
その為、最初に入っていた他院で作られた入れ歯も、部分入れ歯の支えとして利用するのは無理だと判断し、総入れ歯にしたのでしょう。しかし、私は何とか3本の歯を保存する事にしました。

歯周病の治療後、外科的に歯肉を整形して歯肉の下に埋もれている根っこを露出させます。
下の写真が、歯周外科後、約1ヶ月の状態です。
外科処置をして歯肉が安定するまでの期間に、下の歯を仮の歯に置き換えました。
黒い部分は、虫歯の進行を抑えるお薬で変色しています。

症例

変色部分を除去しました。この状態なら、多くの歯医者さんが保存可能と診断するでしょう。

症例症例

グラスファイバー製の補強芯を挿入し樹脂で補強、その後形を大まかに整えました。
虫歯予防の金属冠を装着して、歯肉の成熟を待ちます。

症例症例

そして、最終的な歯型を採る直前の状態です。
同時進行で、下アゴの歯周外科手術も行います。左の写真が最終的な歯型を採る直前の状態です。

症例症例

勿論、この治療期間中に歯がないといったことはありません。仮の歯を入れ、綺麗に歯があるように見えます。

今回は最終的な見た目のイメージが難しかったので上アゴの仮の入れ歯は、人工の歯の色と形、歯並びを変更して2個製作しています。患者様の口元の張り具合の好みを、しっかり確認する目的もあります。
1個目が標準的な歯の色で、少し細長めの歯で作成しました。
2個目がホワイトニングカラーで、少し歯の色を白くして、長さも短くしています。
(左:1個目、右:2個目)

症例症例

細かな事ですが、理想的には目立つ真ん中の歯の、歯と歯の間を上下でピッタリ合わせたかったです。
しかし今回は無理でした。
元々お顔の真ん中と、下アゴの歯並びの真ん中がかなりズレています。
どうしても正中を一致させるなら、矯正治療という手段がありますが、今回はご相談の結果採用しませんでした。

しかし正直な所、他人の歯の上下の正中が、少しズレてるなんて誰も気がつきません。
さらに、元々ピッタリ正中が一致している人は少ないです。
そして、この患者様は最終的に、
「歯の色は標準的な白さ」「歯の形は少し細長い歯」
「歯並びは口元の張りをよりしっかり復元する」ことに決定しました。

そして、いよいよ最終的な超精密加工された金属冠(内冠)が完成です。
そこに、入れ歯がはめ込まれます。

症例症例

下アゴも同様に金属冠が連結補強されています。

症例症例

そして、お口の中で試着です。

症例

今回苦労した点は、元々反対咬合の骨格なので、どうしても下アゴの前歯が目立ってしまう事です。
下の写真が、治療前です。下アゴが、かなり前方に出ているのがわかります。

症例

完成

そして、完成した入れ歯がこちらです。

症例

少しわかりにくいかもしれませんが、入れ歯の外側、縁がかなり厚くなっています。
最初の入れ歯と比較すれば、解りやすいですね。

症例症例

反対咬合を入れ歯で正常な見た目に改善しているので、入れ歯の前歯を前方に張り出して並べています。
その結果、保存された実際の歯が入れ歯の前歯の位置よりかなり内側に存在しています。
簡単に言うと、入れ歯で反対咬合を直しましたが実際のご自分の歯並びは反対咬合のままと言うことです。

下の入れ歯はこんな感じで作成されてきました。

症例症例

超精密加工された金属冠を実際に装着すると、下の写真のようになります。

症例症例

入れ歯が入った状態で、一番気になる正面の写真です。

症例

写真だと、どうしても下アゴの歯が長く目立ってしまいますが、普段は下唇に隠れて見えません。

良かった点は、正常な咬みあわせの上アゴの前歯は入れ歯の加工スペースが少ないので、通常は高品質のプラスチックの歯を使うことが多いです。
しかし、今回は反対咬合のおかげで加工スペースが多かったのでセラミックの歯を使う事ができました。
やっぱり、セラミックは艶があり、とても綺麗です。
お顔はお見せ出来ませんが、とってもチャーミングで自然な口元になりました。
更に、反対咬合も改善されて横顔も美しくなりました。

患者様の感想は、
「上アゴの入れ歯は、違和感も少なくストレスが無くなった」
とお喜びでした。

これから、何度か咬み合わせを微調整すればさらに安定性が向上していくでしょう。

さて今回、苦労して上アゴの歯を保存した大きな理由は反対咬合だったからです。
上アゴが小さな反対咬合の総入れ歯は、安定性が悪くとても難しいのです。
正常なかみ合わせでも、上アゴの総入れ歯は、前歯で咬むと簡単に落っこちてしまうほど安定が悪いのです。
リンゴの丸かじりなんて、普通はとても無理です。
しかし、ご紹介したレジリエンツテレスコープ式部分入れ歯なら入れ歯の内側に隠れている歯が、入れ歯の横揺れを防止して咬む力をしっかり支えてくれます。
その為、見た目は総入れ歯でも前歯をある程度使うことができます。
器用に使いこなす方なら、スルメもかみ切れるほどです。
もちろん、固定されている訳では無いので無理な力が加われば入れ歯は転覆しますが、普通の総入れ歯のように、完全に外れて落っこちる可能性は少ないです。
なぜなら、入れ歯が転覆してズレても、残された歯に引っかかるからです。

とても優れた最先端の入れ歯ですが、残念ながら日本の歯科大学では未来の歯科医師達に教えてくれないので、ほとんど普及していません。

入れ歯でお悩みの方は、是非一度当院にご相談ください。


①保険治療(治療費の目安:数千円)
②ドイツ式レジリエンツ式部分入れ歯(治療最低金額の目安:80万円)
③ドイツ式総入れ歯治療・上下一組(治療最低金額の目安:100万円)
④全ての歯を失った方の高度なインプラント(治療最低金額の目安:250万円)
⑤ドイツ式総入れ歯で難症例(治療最低金額の目安:100万円)
⑥ハイブリットなドイツ式入れ歯(治療最低金額の目安:100万円)
⑦特殊アタッチメント入れ歯(治療最低金額の目安:80万円)
⑧ノンクラスプデンチャー(治療最低金額の目安:10万円)
⑨やわらかいシリコンの入れ歯(治療最低金額の目安:15万円)

無料カウンセリングをおこなっております

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