始めに、入れ歯・インプラントの費用は、患者様のお口の状態により異なります。
入れ歯・インプラントの相談にて十分な時間の中で、院長が患者様のご意向やお口の様子を伺った後、精密な検査を行い詳しい内容をお伝えさせていただきます。
お話を重ねる中で、患者様のご予算・ご意向をふまえた治療計画をいくつか提案いたします。
※1回の自費治療費の目安 ¥88,000
(お見積り総額に含まれるので、お支払いの必要はありません)
治療費に対する考え方
目黒歯科医院では、医療は患者様にとって最善のものを提供すべきと考えています。
有名企業のキャッチコピーにもありますが、まさにFor Life(命のために)、Das Beste oder nichts(最善か無か)を念頭に診療に従事しています。
「最善か無か」といえば、当然のように思い出されるのがメルセデスベンツの企業スローガンです。高価でも質実剛健で良い物を大切に長く使い続けるドイツの国民性を代表する企業です。
目黒歯科医院のドイツ式入れ歯も、単に安さだけを求める入れ歯ではなく、生活の質を向上させ、美しく、長く使える入れ歯です。当院は治療の質を下げたり、妥協をしたくはありません。
「もしも、目の前のあなたが自分の家族だったら、こんな治療をしてあげたい」
「もしも、自分が患者さんだったら、こんな治療を選ぶだろう」
そんな世界標準の歯科医療をご提供したいのです。
当院には、歯のことで長年にわたって悩まれ、満足のいく入れ歯やインプラントの治療を求めて何軒も歯科医院をまわってこられた患者さまが多く来られます。宇都宮や県外からわざわざ来院されることも珍しくありません。そんな患者さまのご期待に応えるために、できるだけお気持ちに寄り添い、満足いただける治療をご提供するために努力してきました。
本気で治したい、心から健康になりたいという方のご期待に応えること。理想の治療を求めてくださる方に、満足していただける治療をご提供することが私の願いであり、幸せでもあるのです。
入れ歯治療費が、軽自動車1台分もかかるの?
欧米では、歯を失うことは、手の指を失うことに匹敵するくらい一大事とされています。
ドイツでは、特殊な入れ歯の治療費にベンツやポルシェ1台分くらいの費用がかかる事は誰でも知っています。それくらいの価値ある治療とされているのです。
あなたは、手の指や、一本の歯の価値を考えた事がありますか?
歯科治療は、100円ショップの日用品ではありません。
世界にたった一つの、フルオーダーメイドの入れ歯治療が安く提供できると考える事に無理があります。
質の低い医療は、安さ以外に、あなたにとってメリットは何もありません。医療は患者様にとって最善のものを提供すべきと考えています。
ただし、価値観や経済状況は人それぞれです。専門家の私が考える最善の治療法をあなたに押しつけるつもりはありません。
私は、あなたに寄り添った自分が提供できうる最高の医療を提案することこそが、あなたのためになると考えています。多くの選択肢の中から、あなたの希望に添った治療法を検討頂ければと思います。もちろん、当院で治療を受ける必要もありません。セカンドオピニオンとして、利用されるのも結構です。
最善の医療でも、長持ちしなければ意味が無い
目黒歯科医院では、下記の点に留意して治療計画を検討しています。
①治療後も、良い状態をできるだけ長期間維持できる設計にする
②もしも壊れた場合でも、修理しながら継続的に使い続ける事が可能な設計にする
③今後10~20年の間に起きるであろう、お口の中の変化やトラブルを予想し、事前に対策を考えた設計にする
すべての歯科治療は、良い状態を長く維持できることがもっとも大切です。それには、お口の中を総合的に診査し問題点を抽出し、治療計画を立案します。
その場しのぎの治療の繰り返しでは、「今度はいつダメになるのだろう...」というあなたの不安を取り除く事は不可能なのです。
ご希望の診療内容について、下記をクリックしてください。
①保険治療(治療費の目安:数千円)②少ない歯でもしっかり噛める部分入れ歯(最低必要な治療費の目安:80万円)
③インプラントを併用した部分入れ歯(最低必要な治療費の目安:100万円)
④ドイツ式総入れ歯治療(最低必要な治療費の目安:100万円)
⑤ドイツ式総入れ歯で難症例(最低必要な治療費の目安:100万円)
⑥特殊アタッチメント入れ歯(最低必要な治療費の目安:80万円)
⑦全ての歯を失った方のインプラント(最低必要な治療費の目安:250万円)
⑧ノンクラスプデンチャー(最低必要な治療費の目安:10万円)
⑨やわらかいシリコンの入れ歯(最低必要な治療費の目安:15万円)
あなたは80歳になっても、もう一度怖いインプラント治療を受けたいですか?
当院の入れ歯治療では、部分入れ歯は「テレスコープ義歯」「特殊アタッチメント義歯」、
総入れ歯は「上下顎同時印象法による総入れ歯」という自費の入れ歯を採用しております。
また、インプラント治療も行っております。インプラント治療は、1~2本程度の少数歯欠損から、全ての歯を失った方の高度な多数歯欠損症例まで対応可能です。
そして、当院では保険診療の入れ歯は、お勧めしていません。
保険の入れ歯はどうしてお勧めできないの?
保険の入れ歯のメリット●保険がきくから安い
保険の歯のデメリット
●今ある歯を悪くさせる
●よく噛めない
●2~3年で、再び残された歯を失う場合が多い
1つの例を見てみましょう。
下の写真を見て下さい。70代、男性の患者様のお口です。
下の写真はよくある保険の入れ歯装着時と、入れ歯を外した時のお写真です。
保険の義歯装着時
入れ歯を外した口腔内
入れ歯を作り治したいと、紹介で来院されました。
入れ歯の下に隠れて、3本の折れた根っこがあり、銀歯が2本残っているのがわかります。
きっとこの場所にも、銀歯が装着されていたはずです。
その銀歯に、部分入れ歯の金属製の留め金(バネ)が引っかかっていたのです。
下の写真は横から見た写真です。銀歯にバネが引っかかっています。
左横から見た写真
右横から見た写真
右横の写真には、部分入れ歯の留め金(バネ)が引っかかっています。
そして、左横の写真には、折れた根っこの上に、入れ歯のバネがあるのが解りますか?
銀歯に引っかけられたバネの影響で、歯が抜けたのです。
保険の入れ歯で、なぜ歯が抜けるの?
この患者様が食事をしていない時は、入れ歯は、下の写真の状態です。
水平状態です。
しかし、前歯で噛もうとすると奥歯が下がり、奥歯で噛もうとすると前歯が下がります。
前歯で噛んだ時
奥歯で噛んだ時
銀歯に引っかけたバネを支点に回転(転覆)するのです。
これは、ビール瓶の栓を抜くように銀歯を引っこ抜くような力となり、あなたが食事をするたびに、ジワジワと自分で歯を抜いているのと同じなのです。
入れ歯が、恐怖の自動抜歯装置になっているのです。
この患者様の、二年後のお口の中をご覧下さい。
残念ながら、たった二年で全ての歯を失う結果となりました。
当院では上記のような理由から保険診療の入れ歯は、お勧めしていません。
不適切な大きさの保険の総入れ歯の、最大の欠点とは?
「合わない入れ歯を入れていると、10年で5ミリもアゴの骨が溶けるって知っていますか?」
次に、総入れ歯の症例で保険がお勧めできない理由をご説明致します。
もしかしたら、あなたは入れ歯をお使いではないですか?
そして、こんな経験はありませんか?
「入れ歯を装着して最初は痛かったけど、慣れてきた」といった経験です。
入れ歯は、噛むと入れ歯の下の歯茎は強く押されます。
その結果、歯茎の下の顎の骨も強く押されて、血のめぐりが悪くなり、骨がやせ細ってくるのです。
10年で、5ミリもアゴがとける!というデータもあるのです。
恐ろしくないですか?
お口の中だから気がつきませんが、あなたの指が、10年で5ミリ短くなったら一大事ですよね?
総入れ歯の人のアゴの骨が、1年間にどのくらいやせるかというと、約0.5ミリです。
2年で、約1ミリもの骨がなくなります。
こう考えると総入れ歯を使用されている方が、2~3年で入れ歯が合わなくなり、
新しい入れ歯を作り直す理由が理解できますよね。
また、よく入れ歯の患者さんが、「入れ歯は最初のうちは痛いけど、しばらく我慢して使えば慣れる!」と言われることがあります。
これは、強く押されたアゴの骨が急激にやせて当たらなくなったのです!
痛みがとれたと、喜んではいられないのです。
歯科医師として皮肉な話しですが、私たち歯科医が、一生懸命作った入れ歯が、
虫歯や歯周病の原因になり、あげくのはてに、アゴの骨までやせ細らせていたのです。
「入れ歯をつけると、残っている歯がダメになるからつけたくない!」という患者さんがいらっしゃいます。
それは、この事実を自ら体験しているからに違いありません。
もちろん、これも保険の入れ歯だから起こるというわけではありません。
正しい設計がされていなければ、高額な入れ歯でも同様です。
ダメな設計の入れ歯は使い続けることによって、歯肉が痩せ合わなくなるのは当然なのです。
この事実をご存知でしたか?
この事実を裏づけるように、入れ歯安定剤の売り上げが年々右肩上がりに急増し、年間百億円をゆうに超えるほどです。
下の写真の入れ歯を見てください。


なんと、これは同じ患者様の入れ歯です。
小さい方が他院で製作された、保険の入れ歯です。
大きい方は私が製作した、ドイツ式の総入れ歯です。
ちなみに歯医者さん100人にどちらの入れ歯が良い入れ歯かを質問すれば、
100%大きい入れ歯と答えます。歯医者さんなら、みんな解っています。
「だったら、そうやって作って!」と、あなたが思う気持ちは解りますが、この技術を習得している歯医者さんは、とても少ないのです。
歯医者さんが時間とお金をたくさん使って、自分で学ぶしかないのです。簡単には、修得できません。
そして、製作費も高額です。とても安価な保険診療では対応できないのです。
本当に良い物を望まれる方に、お勧めですよ。
警告!保険の入れ歯を入れてると、10年で5ミリもアゴの骨が溶けるって知ってますか?
下アゴの総入れ歯を指でつまんで、乱暴に持ち上げています。
私が一生懸命下アゴの総入れ歯を外そうとしていますが、外れません。
患者様の下アゴが、私が入れ歯を引っ張る力で上下に動いています。
当然ですが大きく口を開いても、浮き上がりません。
歯医者さんなら皆が知っていますが、上アゴの総入れ歯が吸いつくように作るのは簡単ですが、
下アゴの総入れ歯が吸いつくように作るのはとても難しいです。
そもそも、保険治療と自費治療って何が違うの?
ドイツ式入れ歯のブログ記事一覧はこちら
保険治療のブログ記事一覧はこちら
さて、あなたが歯科治療を受ける時に最も疑問に思われ、また解りにくいのが、歯科には保険治療と自費治療がある事です。
一般の医療機関を受診した時と違って、歯科では最善の治療を受けようと思った時、自費治療を勧められる事が多いのではないでしょうか?
厚生労働省は、通常必要な治療は、すべて保険でできますと言っています。
確かに保険治療でも、一応の治療はできますが、歯科医の立場から見れば最善の方法は不可能な事が多いのは明らかなのです。
天然の歯は白い歯です、歯科医療の基本は、治療跡が解らないようにすることです。
保険診療は質を問わない、また診療の保証も無きに等しい制度なのです。
保険と自費の最も大きな違いは、材料の良し悪しよりも、「技術差と診療にかけられる時間と、計画的なお口全体の管理を対象にした診療」なのです。
ただ単に、痛みや腫れなどの、苦痛を取り除く応急処置の歯科医療は「発展途上国型医療」なのです。
病気の予防や永続的な健康維持などを、総合的に考慮した「先進国型医療」にとっては、健康保険の適応が狭く、最良の歯科医療は不可能なのです。
そもそも日本の歯科保険制度はその昔、炭鉱で働く方達の突然の虫歯の痛みや、歯が無い人が最低限噛めるようにと作られた制度が始まりと聞いたことがあります。
医療が受けられない方の救済制度として、スタートしたのです。
つまり、発展途上国型医療なのです。
そのため、予防や歯を健康に長く保つという観点は少ないのです。
時代と共に、改善はされていますが、基本的には変わっていないのです。
その証拠に、虫歯や歯周病を未然に防ぐ予防処置の一つである、歯のクリーニングなどは保険では認められていません。
保険治療は、基本的に痛みや、歯が無いなどの問題が無いと適応されないのです。
最低限の、疾病保険なのです。
健康を維持するための、お口のメンテナンスには適応されません。
解りやすく例えれば、人間ドックが保険で出来ないのと同じなのです。
汚れを放置して、歯石になり歯肉が炎症を起こし、歯周病になってはじめて保険が使えるのです。
歯石が付く前の、歯のお掃除は保険適応外なのです。
何となく、理解できましたか?
痛い時だけに歯医者に行き、保険が効かないから、メンテナンスにお金をかけない。
そもそも、歯科医もまだまだ予防に力をいれていない。
日本人に入れ歯が多い原因かもしれませんね。
予防先進国では、歯を失う人が減るほど将来の医療費が削減できる事が証明されています。
美容室や化粧品には、年間数万円もかけるのに。
早く、日本も膨れ上がる医療費を節約するためにも、お口の健康の意識を高めたいものです。
健康意識の高いあなた、是非、ご相談ください。
※セラミック冠や矯正治療に関しては別のページを設けてありますので、そちらをご参照ください。
セラミック冠ページ
矯正治療ページ