「歯科オタクの診療日記 2022年4月1日」
「せっかくインプラント治療をしたのに、すぐに壊れて泣きそうなあなたへ!」
「インプラント治療は、入れ歯も得意な歯医者さんにお願いして下さい」
「インプラントを有効活用した部分入れ歯もありますよ」
下の写真を見て下さい。
70代、女性の患者様です。
よくある保険の入れ歯が装着されています。
入れ歯の作り替えをご希望です。
咬みあわせの面は、こんな感じです
インプラント治療は、万能ではありません。
壊れた時にも、適切に対応できる歯医者さんにお願いして下さい
そして、入れ歯を外すとこんな感じです。よく見て下さい。
写真の左下に、銀色の物体が見えます。
実は、この患者様は他院でインプラント治療を受けていました。

残念ながら、それが壊れて現在の入れ歯になったのです。
その後、残されたご自身の歯が歯周病になり再治療になりました。

残念ながら今回、写真右側の奥歯は保存不能となりました。
インプラントが埋め込まれていても、入れ歯の製作は可能です
ご相談の結果、当院が専門のドイツ式入れ歯を選択されました。残された歯の本数が少ない場合に最適な、
レジリエンツテレスコープ式部分入れ歯です。
参考までに、下記のサイトもご覧ください。
★レジリエンツテレスコープ式部分入れ歯
可能ならば、
インプラント部位にも入れ歯を安定させる仕掛けを組み込みたいのですが今回は難しそうです。
理由は、インプラント本体に接続された部品のネジ山が破損しているからです。
どのタイミングで破損したのかは不明ですが、複数の医院で作り直しをされたようです。
さらに、インプラント本体が感染している部位もあります。
まだ、検討中ですが残念です。
インプラント本体は、密は良くないです
あくまでも推測ですが、もしかしたら最初からネジ山を削除していたのかもしれません。理由は、4本のインプラント本体がとても近接しているからです。
密なんです。
きっと何らかの理由があったのだと思われますが、
インプラント本体があまりにも近接していると
本体に接続する土台などが干渉して、適切に製作できないのです。
そのために、やむなくネジ山が削除されたのかもしれません。
教科書的には、インプラント本体は適切な距離を保つ事が推奨されています。
ご安心下さい。
仮の歯を準備しますから、歯が無い期間はありません
では、治療の経過です。ひとまず、冠を除去して保存不能な歯を抜歯します。

そして、あらかじめ準備しておいた仮の入れ歯を装着します。

参考までに、治療前の写真です。

これから、保存予定の歯の歯周病、根っこの消毒を進めていきます。
感染したインプラント本体は除去します。
可能なら、インプラント本体を部分入れ歯の支えに利用出来るかを模索します。
あなたのために、頑張ります。
続きはまた、お知らせしますね。
当院は、入れ歯とインプラント治療の両方に精通しています。
歯を失ってお悩みのあなた、
私で良ければ是非、ご相談ください。
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※詳細な診断をご希望される場合には、保険診療にてレントゲン撮影・歯周組織検査をお勧め致します。
現在の状態を詳細に把握することができ、それにより具体的な治療法のご提案が可能となります。
(健康保険の一部負担金は、3割負担の方で~3,500円程度です。相談料は、無料となります。)
※レントゲン撮影、歯周組織検査をご希望されない場合、具体的な治療法について提案が
できない場合があります。(こちらの相談をご希望される場合、一回3,000円の費用がかかります。)

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ドイツ式入れ歯の書籍もあります。
友人の嶋倉院長が写真付きで詳しく解説しています。
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また、当院で貸出もしていますので気になる方はお気軽にお声かけください。
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