「今までずっと高額な自費診療を選んできたのに、咬みあわせがガタガタなあなたは読まないでください」
「自費診療が高額なのは、素材にセラミックやゴールドを使うからだと、勘違いしているあなた!歯医者さんは、部品屋さんではありません!」
でも、部品屋さんみたいな歯医者さんが多いので注意してくださいね。
下の写真を見て下さい。
前回の患者様の続きになります。
参考までに、治療前の状態です。
そして、前回までの進捗状況です。
上の歯を、仮の入れ歯に置き換えた状態です。
ちなみに、この上の総入れ歯はたった一日で製作した物です。
参考までに、前回の記事も読んでくださいね。
★「歯がグラグラで、今にも抜け落ちそうなあなた!悩んでいる時間がもったいないですよ」
「企業秘密ですが、3時間で作った総入れ歯をご覧ください」
歯が抜けたら、すぐに歯型を採る歯医者さんは要注意かもしれません
では、その後の治療経過です。今回は、下アゴです。
下の写真を見て下さい。

この患者様の治療計画は、当院専門のドイツ式入れ歯です。
さてドイツ式入れ歯に限った事ではありませんが、
部分入れ歯を製作する場合には、残された歯の治療が必要です。
歯医者さんなら誰でも知っています。
でも、ほとんどの歯医者さんは残された歯の処置をしません。
歯を失ったら、そのまま歯型を採って入れ歯を製作しています。
それは保険診療の入れ歯に限った事ではありません。
入れ歯のベテランのあなたなら、良く解っているはずです。
思い出してください!
入れ歯の歯型を採る前に、残された歯の治療を受けた記憶がありますか?
たぶん、無い人がほとんどだと思います。
もちろん、私は違いますよ。
きちんと残された歯を処置します。
具体的には、歯を削り精密な金属冠を被せて補強します。
部分入れ歯を製作する時に歯を削る歯医者さんは、
良い歯医者さんです
歯を削ると聞いて、悪いイメージを抱く人も多いと思いますがそれは間違いです。あなたが、欠損も虫歯も無い中学生ならもちろん削りません。
でも、歯を失って部分入れ歯を装着する場合には、
残された歯に、しっかりと部分入れ歯を支えてもらう必要があるのです。
そのために残された弱い歯を、補強する必要があるのです。
部分入れ歯の支えの歯は、可能な限り神経組織を保存すべきです
さらに、その歯は可能な限り神経組織を保存する必要があります。入れ歯の支えにすると歯の負担が増える為、
神経の無い歯は根っこが折れるリスクが高まるからです。
そして歯を削るとき、上の写真のように歯並びが悪い時が大変です。
デコボコの歯並びを綺麗に整える為に、歯を削る量が増えるからです。
神経組織が出てきます・・・。
という事で、こんな工夫をします。
状態の悪い歯だけを抜いて、歯並びを修正します。
上から見るとこんな感じです。
そして、約1ヶ月後です。
だいぶ、改善してきましたよ。
時間が無駄にならないように、他の歯を仮の歯に置き換えています。
そして、歯を削りました。
前歯4本は、神経組織をなんとか保存しています。
*右下の奥歯は、抜歯予定です。仮の歯を支える為に一時的に保存しています。
そこに、新しい仮の歯を装着しました。
文章だと簡単ですが、神経組織を保存するためには、歯を削る量が限られます。
実は再度、歯並びを微調整し咬みあわせを修正しています。
結構大変な作業です。
下の写真が、証拠写真です。
前歯に再び矯正装置を装着しました。
前歯に隙間がありますね。この隙間を利用して歯を動かします。
神経組織を保存するためにわずか1ミリ弱歯を動かしました。
臨床の現場は、試行錯誤の繰り返しです。
あなたの為に、最善を尽くしますよ。
隙間が無くなりましたよ。
そして、仮の歯を連結補強します、
上の仮の入れ歯も作り直しました。
参考までに、治療経過です。
① 治療前
② 抜歯直後
③ 即日製作した、総入れ歯
④ 下アゴの歯並びの修正
⑤ 上下、仮の歯を再制作後
いかがですか?
乱れた咬み合わせも、だいぶ修正されてきました。
口元やお顔のバランスを見ながら、これからもどんどん修正します。
歯医者さんは、部品屋さんではありません
ちなみに、治療前の下の写真をもう一度見てください。
歯医者さんが見れば解りますが、この患者様の治療前のお口の中は高額な自費診療だらけです。
ゴールドの金属冠やセラミック冠が沢山装着されています。
でも、咬みあわせはガタガタです、
これでは、単なる材料違いの部品交換です。
かかりつけの歯医者さんは、一生懸命治療してくれたのだと思いますが、とても残念です。
自費診療は、銀歯をセラミック冠やゴールド冠に取り替えるから高いのではありません。
歯医者さんは、部品屋さんではないのです。
ミリ単位で、咬みあわせの歪みを修整するために、試行錯誤の繰り返しで手間暇がかかるから高額になるのです。
もちろん、最高の素材は当たり前です。
ちなみに、このような治療を提供するには1日に2人くらいの患者数が限界です。
これを保険診療で提供できない理由が、少しはご理解頂けましたか?
自費診療が高額に感じるかもしれませんが、時給に換算したら歯医者さんなんて儲かる仕事じゃ無いのがよく解ると思います。
でも、とてもやりがいはありますよ。
どこの歯医者さんでも見放されたあなたが、
治療の度に明るく笑顔になっていくのが解るからです。
まだ結果は出ていませんが、あなたの為に頑張りますよ。
入れ歯でお悩みのあなた、私で良ければ相談してください。
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※詳細な診断をご希望される場合には、保険診療にてレントゲン撮影・歯周組織検査をお勧め致します。
現在の状態を詳細に把握することができ、それにより具体的な治療法のご提案が可能となります。
(健康保険の一部負担金は、3割負担の方で~3,500円程度です。相談料は、無料となります。)
※レントゲン撮影、歯周組織検査をご希望されない場合、具体的な治療法について提案が
できない場合があります。(こちらの相談をご希望される場合、一回3,000円の費用がかかります。)

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