「歯科オタクの診療日記 2021年4月30日」
「時を戻そう!入れ歯だってスペアがあっても悪くないだろう、秒速ホワイトニング!」
リーゲルテレスコープ式部分入れ歯
60代の患者様の症例になります。上アゴの仮の歯の写真です。
ドイツ式入れ歯の一つ、リーゲルテレスコープ式部分入れ歯の症例です。
製作途中の一コマになります。
あなたが想像している入れ歯のイメージとは、ずいぶんかけ離れているのでは・・・?

よーく見て下さい。歯の内側から銀色に光る仕掛けが出てきました。

こんな、仕掛けが付いています。
この回転レバーで入れ歯が固定されるのです。

仮の歯を外してみますね。
内冠と呼ばれる金属フレームの登場です。


ハイブリッドな部分入れ歯
この方は、インプラントと天然の歯を支えにしています。天然の歯は、左側最後方の2本だけになります。
ドイツ式入れ歯を提供しているクリニックの中でも、
このような症例を提供できるクリニックは少数です。
理由は、入れ歯が得意な歯医者さんは
インプラント治療が苦手な場合が多いからです。
そしてインプラント治療を導入していても、
この患者様のように多くの歯を失った症例まで、
対応できる歯医者さんは少ないです。
嘘だと思うなら、ドイツ式入れ歯で宣伝している歯医者さんに質問してください。
「そちらの医院では、全ての歯を失った方のインプラント治療にも対応可能ですか?」
みたいな感じで、電話で確認すれば大丈夫です。
そして、沢山の症例写真を見せてもらいましょう。
もちろんあなたが、インプラント治療が嫌いならその必要はありません。
でもインプラント治療に抵抗が無く、
あなたにとっての理想の治療がインプラント治療だったら
入れ歯しかできない歯医者さんでは、遠回りになってしまいます。
さらに、入れ歯とインプラント治療のどちらにも精通していれば
この患者様のように、入れ歯とインプラント治療の利点を取り入れた
ハイブリッドな部分入れ歯も製作可能になります。
是非、歯医者さん選びの参考にしてくださいね。
入念なシュミレーション
では話を戻します。今回の仮の歯は、最終的な入れ歯の金属フレームの形態を
シビアに確認するために特別に製作しています。
実は通常のドイツ式入れ歯の製作工程では、ここまで入念なシュミレーションしません。

理由は、大まかに金属フレームを製作しても白い歯の部分は
後から修正できるからです。
歯の長さ、張り出し具合など、形態は微調整できるのです。
理想的には、全ての症例で今回のように製作するほうが良いのですが
膨大な時間をかけてこれを製作するメリットが少ないのです。
だったら、お金も時間もかかるのに何故って思いますよね?
では、その理由を教えますね。
下の写真が、お口の中に装着し仮合わせしているところです。

何やら、修正されて目印が付いています。

歯の軸を確認して、目印を引きました。

そして、その秘密がついに明かされます。
金属フレームが完成しました。

取り外す時の、回転レバーも付いています。

ジャ~ン、前歯に何か付いていますよ。

ダイヤモンドがキラリ!もちろん本物です!
白い部分は簡単に微調整できるように、まだワックスです。

そして、これからワックスをセラミックに置き換えます。
最終的には、患者様のご希望でダイヤの位置と角度を変更しています。
シュミレーションにこだわった理由
ダイヤを埋め込む位置と角度が、歯の表面とできるだけ、段差にならないようにするためです。
段差があると、唇に当たって違和感が出てしまうのです。
専門的になりますが、
金属に焼き付けるセラミックは、厚みを均一にしないと強度が落ちるのです。
そのために、焼き付ける金属フレームのデザインがとても重要になります。
今回のドイツ式入れ歯は、セラミック冠にダイヤを埋め込むという
さらに難しい作業が追加されました。
いつも以上にシビアなフレームデザインが要求されたのです。
下の写真がほぼ最終形で、艶出し前の状態です。

いよいよ、完成です。

ほとんど、シュミレーションと同じ形です。




ダイヤモンドの台座は、セラミック専用の高カラットの金合金です。

今回は、セラミック冠で究極の白さを追求しています。
下アゴの歯の色は無視しています。
もっとも、下アゴの歯はほとんど見えませんから違和感はありません。

同時に、3個製作
下の写真を見て下さい。二個目は、下アゴの歯の色に合わせて自然な感じに仕上げます。
三個目は、お楽しみで色々と計画しています。

入れ歯は人工物ですから、壊れる危険性があります。
特に、歯磨きの時には必ず外しますから、
洗面台に落っことして破損するケースが多いです。
修理に時間がかかる場合もあります。
そんな時にも、予備があれば安心です。
この患者様は会社をいくつも経営されていて、商談でいつも忙しく飛び回っています。
重要な取引先との商談や会食で、歯が壊れていては集中力も無くなり
まとまる話もまとまりません。
費用はかかりますが、もしもの時の保険だと考えれば安いものです。
余裕のある方には是非お勧めします。
私がもしも入れ歯になるなら、絶対に予備を作ります。
あなたもいかがですか?
予備があれば、
ダイヤモンドを埋め込んで周りの人を楽しませたり、
芸能人もビックリするような白さに、秒速でイメージチェンジも可能です。

もちろん、形だって変えられます。
今回も、とてもお喜び頂きました。
入れ歯でお悩みのあなた、悩む時間がもったいないです。
今すぐ、ご相談ください。

今は情報があふれています。
かかりつけの歯医者さん以外も、
いろいろと検索してください。
あなたが、良い歯医者さんに出会える事をお祈りしています。
歯医者さん選びは難しいですね・・・
ではまた。
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※詳細な診断をご希望される場合には、保険診療にてレントゲン撮影・歯周組織検査をお勧め致します。
現在の状態を詳細に把握することができ、それにより具体的な治療法のご提案が可能となります。
(健康保険の一部負担金は、3割負担の方で~3,500円程度です。相談料は、無料となります。)
※レントゲン撮影、歯周組織検査をご希望されない場合、具体的な治療法について提案が
できない場合があります。(こちらの相談をご希望される場合、一回3,000円の費用がかかります。)

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