「もしもあなたが、ガンだったら
家から近くて便利だからって理由で、
病院を選びますか・・・？」

さて、あなたはどのような基準で、
歯医者さんを選びますか？
自宅または職場から近いから、
評判？がいいから、夜遅くまでまたは、
休日診療をしているから。
インターネットで検索したら、ヒットしたから。
親の代からまたは子供の頃から決めてというか、
なにも特別考えずに・・・。
そこで現在のご自分の口を鏡で見てください。
どうでしょう？
自信を持って他人に見せることができますか？
銀歯、金歯、プラスチックと、ずらっと入っていませんか？
何年か前に、たくさんお金と時間をかけたのに、
どうもいまいち・・・。
またもうすでに、何本かの歯がなくなっていたり、
入れ歯になっていたり。
どうしてでしょう？
小さい頃からあれだけ歯医者さんには
嫌々ながらも、通ったのに。
私はあなたの歯医者さん選びに、問題があると考えます。
また現在の歯科大学の教育というか、
日本の歯科医療に対する考え方が治療中心だということも
大きな問題と考えます。
現在、歯科大学では歯の削り方、抜き方、
ほんの少し、むし歯予防の教育です。
あいもかわらず、むし歯予防は歯磨き一筋です。
その結果歯科医は、歯を削らないと、
歯を抜かないとお金に結びつかない、
保険も、むし歯や歯周病予防には適応されない、
だから患者さんも悪くならないと
歯医者にはかからないし、
歯科医も削りたがるというのが、日本の歯科治療です。
医科でも歯科でも現在の日本では早期発見、
早期治療が主流です。
はたしてそうでしょうか？
医科での癌の手術率は同じ先進国と言われる国々の中で、
３倍といわれています。

早期発見、早期治療の結果ですね。
しかし癌は、現在死亡率の一位をしめたままです。
はたして癌は予防できない・・・？
歯科ではもう何十年も前から学校検診をして、
むし歯０を目指してきました。
さらに歯磨きの励行を勧め、
メーカーサイドでも新しい歯ブラシ、
歯磨き粉のコマーシャルをやり、むし歯予防、
歯周病予防とうたっていますが、
先進国の中で、はウ蝕罹患率が最悪です。
今までの歯科医療はなんだったのか？
私は３０年近く臨床医をしてきて、
患者さんの「今まで痛い思いをし、高額な料金を支払い、
結局老後には入れ歯になった。」
そんな声をたくさん聞いてきました。


あなたに質問です。
歯を失う１番の原因はなんですか？
ほとんどが、歯周病と言われます。
はたして本当でしょうか？
私は主張します。
早く治療を受けた歯ほど早く喪失すると！
ここがポイントです。
今までの歯科医療は早期発見、早期治療で、
特に学校検診で、むし歯やむし歯があやしいとこがあり、
治療勧告を受けると、学校も親も早く治療しないと
悪くなると考えて、また歯科医も治療を勧めています。
歯科医は歯を削らないとお金に結びつかないと考え、
大学でも削り方しか習っていません。
むし歯には自然治癒がないというのが、常識です。
ところが、私は３０年近く臨床をやってきて、
ふと気が付きました。
なにも治療していない歯は虫歯になってない、
残っている。場合によってはむし歯が治っている。
早く治療した歯ほど、数年おきにトラブり、銀歯の脱離、
さらに神経を取られ、あげくに抜歯されるという
経過をたどるということです。
今、現在の歯科医院は全国に６８，０００件あり、
年間２，０００件がつぶれているというのが
日本の歯科の現状です。
先進国でむし歯の罹患率が高いのに、なぜつぶれるの？
患者さんが来ないからというのが、事実です。
なぜ来ないのか？
患者さんが少ない歯科医院は経営安定のため
診療時間を延ばします。
夜間診療、休日診療。
よく看板を見ますよね。
その地の歯科医院がみんな同じことをすると・・・？
そこでは経営のため、早期発見、
早期治療を勧め、削ります。
患者さんは仕事優先で、
歯科はいつでも開いている、
歯科は痛い時にかかればいいという意識が
ますます上がります。
そのような治療を受けて、その歯が、一生持ちますか？
健康より仕事が大事ですか？
他の病気の時も、仕事優先ですか？
ところが削らない、真の予防をやると患者さんは
よろこんで、たくさん来られます。
自分の歯は大事、一生自分の歯で、
頑張って守っていこうという意識があり、
さらには真の予防型歯科医院では
できるだけ削らないので、痛くない、
かえって掃除してもらって気持ちよくなるから、
また行きたくなる、
で、真の予防型歯科医院はますます
患者さんが増えるということです。
いかがですか、この文章を読んで、
どんな感想をお持ちになりましたか？

日本の常識は世界の非常識とよく言われますが、
予防の先進国の欧米では、
歯医者さんは、クリーニングしてもらいに行く場所なのです、
日本のように治療に行く場所ではないのです。
すでに医学的には、お口の健康を保つためには、
３ヶ月に一度のクリーニングが理想的であるという
データが出ているのです。
私の医院は、来院者の半数以上が
クリーニングの方ですよ・・・。
３台の診察台は、クリーニング専用です。
歯を削る治療には、使いません。

あなたのかかりつけの歯医者さんに質問してください。
「先生の医院は、クリーニング専用の
診察台は何台ありますか？」
って・・・。
歯を削る診察台と兼用している医院が、ほとんどですよ・・・。
そういう医院では、正直、丁寧なクリーニングは困難です・・・。
あなたのかかりつけの先生は大丈夫ですか？
あなたも、そろそろ歯医者さんの使い方を変えませんか・・・？
大切な歯を失いますよ・・・。
歯医者さん選びは慎重に・・・。
ではまた。