2022年1月26日

失敗しない総入れ歯【ドイツ式総入れ歯・シュトラックデンチャー】

総入れ歯治療で失敗したくないあなたへ!骨隆起は除去しないでください!
企業秘密ですが、世界初の歯型採りをご紹介します。

下の写真を見て下さい。
70代、男性です。インターネットで検索され、来院されました。
自費総入れ歯の患者様です。
ドイツ式総入れ歯、シュトラックデンチャーの症例になります。

上アゴの写真です。

さて、この患者様の上アゴには特徴があります。
どこだとおもいますか?
ヒントは、画像の左側、中央付近です。
では、答えを下の画像でお見せします。

発見できましたか?
分かりやすいように角度を変えてみましょう。

何やら、膨らみがあります。
それも、左右で3つもあります。

これは、骨隆起と呼ばれる骨の出っ張りです。
病的な物では無いので、心配はいりません。通常は、何もしません。

でも、総入れ歯の治療時、一般的には歯医者さんは嫌がります。
理由は、入れ歯の外形が上手く作れないからです。
歯型も上手く採りにくいです。

そのために、歯医者さんによっては外科的に除去を勧める場合も多いです。
でも、私の考えは全く違います。

この膨らみを逆に利用して、入れ歯の安定性向上に利用します。

総入れ歯のクレームの多くは、入れ歯がユルいというものです。
上アゴの入れ歯なら、落っこちるというクレームです。

下の写真を見て下さい。
歯型の写真を逆さまにしました。喉の方から見ている状態です。

上の入れ歯なので、当然入れ歯は落っこちないように重力に抵抗しています。
ここで少し考えてください、

もしもこの膨らみに入れ歯が引っかかれば落っこちませんよね・・・。
とても、役に立つのです。

ということで、
世界初の歯型採りで入れ歯の製作に入ります。
最初にお見せした歯型から、さらにあなた専用の個人トレーを呼ばれる器具を製作します。

下の写真が上アゴ用です。

下の写真が、下アゴ用です。
企業秘密ですが、お見せします。
下あごには、3カ所にピンが埋め込まれています。

そして、下の写真を見て下さい。
何か、落書きがありますね?

これは、ゴシックアーチと呼ばれるアゴの動きの軌跡です。
カラスの足跡みたいですね。
これで、咬みあわせの中心を探すのです。

ちなみに、歯医者さんの人生で、
一生ゴシックアーチを採らないで終る人がほとんどです。

下の写真が、咬みあわせの中心です。
青い丸印の部分です。

この中心で、しっかり咬み合うのを確認しています。

そして、この咬みあわせの中心で上下顎同時に歯型を採ります。
当院の歯型採りは、恩師の稲葉繁教授が発案された治療法です。

上下の歯型を同時に採得、さらにお口のスペースを全て記録できます。
何だか意味不明だと思いますが、
全ての歯を失った方の総入れ歯治療は、歯科治療の最高難度、最高峰です。

知識と技術の見せ所なのです。
情報量は多いほど、完成度が上がります。
まさに、画期的な歯型採りなのです。
但し、とっても難しいです。

入れ歯のベテランのあなたは、歯医者さんで歯型採りの経験が沢山あるはずです。
でも、上の歯型と下の歯型は別々に採ったはずです。


横から見ると、上下が一体化されていますよ。

それを、咬合器と呼ばれる器械に装着したところです。

途中の製作過程は、省略しますね。
そして、仮合わせをして確認します。

そして、完成です。






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2022年1月18日

修理しながら長期使える部分入れ歯【レジリエンツ】

もうじき総入れ歯になると言われて、お嘆きのあなた!
弱い歯でも、有効活用出来る部分入れ歯があるのをご存じですか?
日本の歯医者さんが知らない、修理しながら長期間使える部分入れ歯のお話を聞いてください。

22年間使ったブリッジがお役目終了しました

下の写真は70代の女性の患者様です。
治療前の写真です。

症例

実はこの歯は、22年前に私が製作しました。
歯と歯肉の境目を見て下さい。
弱い歯を連結補強してあるので、痛みや動揺はありませんでしたが支えの歯が虫歯です。
数年以内に脱落するのは、時間の問題です。

そして、大がかりな歯科治療は体力や時間も必要です。
高齢の患者様には、かなりのストレスになります。

そこでまだまだ通院可能な元気なうちに、再治療を希望されました。
下の写真が、咬みあわせの面の写真です。

症例

最近は審美歯科ブームでセラミック冠が主流です。
当院でもほとんどやらなくなりましたが、全ての咬み合わせの面を、貴金属で仕上げています。
見た目は、不自然です。

でも、この歯科用の貴金属は堅さが歯のエナメル質と同等です。
セラミック冠は硬すぎるので、実は、とても身体に優しい材料なのです。
ある意味、セラミック冠より贅沢な素材です。

しかし、残念ですが、22年目でお役目終了となりました。

レジリエンツテレスコープ式部分入れ歯

さて今回の治療計画は当院が専門のドイツ式入れ歯、レジリエンツテレスコープ式部分入れ歯です。
今回のように固定性のブリッジから、入れ歯のお話をすると落胆される人がとても多いです。
無理もありません。
でも申し訳ありませんが、仕方が無いのです。

保存可能な歯の本数が少なく、再度同じような設計は無理でした。
正確には、インプラントを応用すれば固定性に戻す事は簡単です。
でもこの患者様は、もう怖い外科処置は希望されませんでした。

下の写真が、何とか保存出来た歯です。
抜歯後、およそ1年経過しています。

症例

レジリエンツテレスコープ式部分入れ歯は、見た目は総入れ歯と同じです。
上の写真を歯医者さんが見たら、総入れ歯にするのはまだ早いと診断する人が多いと思います。

おそらく多くの歯医者さんは、前歯の欠損部分はブリッジでつないでから、小さな部分入れ歯にすると思います。
でも私はお勧めしません。理由は、【 長持ちしない 】からです。

もちろん、イチかバチかで製作するのは簡単です。
でも、100万円以上を入れ歯に投資して2~3年で壊れたらどうしますか?
運悪く、もっと早く壊れるかもしれません。
逆に、5~6年使えるかも。

もちろん、誰にも解りませんがあなたなら納得できますか?
納得できるなら、装着感を優先して何年間、小さな入れ歯で過ごすのも良いかもしれません。
私が同じ立場なら、小さな入れ歯にするかもしれません。
1年で壊れても、諦めます。嫌ですけど。
未来は、誰にも解りません。

10年以上、使用可能な入れ歯です

価値観は、人それぞれです。
いろいろなリスクを考えて、ご自分で選択するしかありません。
もちろん、専門家の私がアドバイスしますから参考にしてください。

今回の患者様は、装着感を犠牲にしても
安心して長期間使用可能な治療法を選択されました。

この入れ歯は、10年以上、楽に使用可能です。
変色などの劣化が気にならなければ、20年だって使えます。
もしかしたら、人生最後の入れ歯になるかもしれません。

では、治療の続きです。
下の写真が、超精密加工された金属冠です。
症例
完成した部分入れ歯です。
見た目は、総入れ歯みたいですね。
症例
入れ歯の裏側です。
保存した歯にはめ込まれる部分に、仕掛けが組み込まれています。
症例
お口の中です。
症例

この金属冠を全て失う事になっても、総入れ歯として使い続ける事が可能です。
残された歯の負担も最小限ですから、小さな部分入れ歯よりも延命になります。
おそらく、10年後でも何本かの歯は残っているはずです。
症例
いかがですか?
当たり前ですが、最初は違和感があります。

でも、痛みはありません。
お食事に困る事もありません。
もちろん、新しい皮靴を履いた時と同じようになじむまでには、何回かの調整は必要です。
その後は、身体の一部として使いこなすリハビリです。
頑張ってください。

ちなみに、私の母にもこのタイプの部分入れ歯を装着しました。
歯科医として、厳しいダメ出しをしてくれる母でしたが
入れ歯としては、とても良く出来ていると満足してくれました。

残された歯が少ないあなたに、最適な部分入れ歯です。
取り外し式の入れ歯ですから、無理な力がかかれば入れ歯は外れます。
でも、総入れ歯みたいに簡単に落っこちる事はありません。
もちろんズレて転覆する事はありますが、仕掛けが組み込まれた歯に引っかかるので横揺れが少なく、総入れ歯に比べれば遙かに快適です。

超高齢社会の救世主とも言える、部分入れ歯です。
「もう入れ歯を作りかえるのは、最後にしたい」
とお悩みのあなた、是非ご相談ください。

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