奥歯のインプラント(周りの歯を傷つけない症例)
「本当にインプラント治療が、最善の治療法なのでしょうか?
正直いつも悩みます・・・」
上アゴの小臼歯2本をインプラントにしました。
【解説】
佐野市在住、
40代、男性の患者さまです。
「できるだけ周りの歯を削りたくない」との思いで、インプラント治療を希望され来院されました。
お口の中を拝見すると、抜歯予定の歯以外は健康な歯でした。
インプラント治療の最大の利点の一つに、周囲の歯を傷つけないという点があります。
この症例は、まさにインプラント治療の恩恵を享受できたと言えるかもしれません。
ただしこの症例は、アゴの骨の厚みが少ないため理想的な長さのインプラントの埋め込みのために、リスクを覚悟で骨の移植を行いました。
左右に1本づつ埋め込まれたインプラントです。
治療後の上アゴの咬み合せの面です。
治療後の正面写真です。
幸い、何事もトラブルなく治療は終了しましたが、どんな治療にも利点と欠点があります。
もしかしたら、歯を削りブリッジにする事があなたには最善かもしれません。
この方が、もし70歳だったらインプラント治療を希望されたでしょうか?
当院は、あなたにとって最善の治療をあなたとともに検討します。
営利目的で、インプラント治療に誘導する事はありませんのでご安心ください。
治療後のレントゲン写真です。
■治療内容
インプラント2本埋入
■治療期間・回数
期間:約8か月(インプラント埋入後の治癒期間含む)
■費用
自由診療
本ケースでの治療費
75万円(仮歯なども含む)
■リスクや副作用
インプラント埋入(2回法)の為に外科処置が必要です。
清掃が不十分だとインプラント周囲炎が起こりますので、定期的な検診やメンテナンスが必要です。
(おおよそ2~3ヶ月に1回程度)