リーゲルレバーという開閉装置が組み込まれた入れ歯です。残っている歯が弱い方にお勧めです。リーゲルとはドイツ語で「かんぬき」のことです。入れ歯本体に手で開閉できるリーゲルレバーという装置が付いていて、開けると簡単に入れ歯を脱着することができ、閉めると入れ歯が固定されます。レバーを閉めた状態だと舌で触れてもわからないので違和感がありません。入れ歯というよりも、取り外せるブリッジのイメージです。
レバーを開けると脱着できます
閉めると固定されます
リーゲルテレスコープはこんな方にお勧めです
●失った歯が3本以内の方●インプラントを受けられない方、又は受けたくない方
●入れ歯だと気づかれたくない方
●長期間、しっかり噛める歯が欲しい方
<3本までの歯をなくした方へご提案したい治療方法です>
3本までの歯をなくされた場合、ブリッジかインプラントで機能回復を図ることが多いですが、ブリッジは健康な両サイドの歯を削る必要があります。そのため最近では、歯を削らない治療法として、インプラントを勧められる場合が多いようです。但しインプラント治療がどうしても嫌だったり、糖尿病や心臓病で手術にリスクがあったり、アゴの骨が痩せていて難症例で身体の負担が大きかったりと、決して万能ではありません。そこで当院では3本までの歯をなくした方に、残った歯を守るためにもリーゲルテレスコープをお勧めしています。正しく設計すれば着け心地もよく、食事もおいしくいただけます。耐久性もあり、修理も簡単なので長期間ご使用できます。