誰しもご自分の歯で一生涯にわたって過ごせることが理想ですが、残念ながらほとんどの方が、虫歯や歯周病など歯の病気やトラブルに見舞われています。歯並びが悪くなることもあれば、ケガによる歯の欠損や、虫歯・歯周病による抜歯が避けられないこともあります。
当院には、歯とともに失った食べる楽しみや笑顔を取り戻し、充実した人生を送り続けたいという患者さまがたくさん来院されます。院長は、そんな患者さまのお気持ちに寄り添いながら、できる限りご自分の歯に近い機能性や審美性を取り戻す治療をご提供することに心血を注いできました。
当院では、難症例にも対応するインプラント治療、佐野市で唯一手がけるドイツ式入れ歯、お子さまの健やかな成長を促す非抜歯矯正など、患者さまの思いや願いに応え、将来にわたって満足していただける価値ある歯科治療、当院にしかできない治療に取り組んでいます。
当院の入れ歯治療では、部分入れ歯は「テレスコープ義歯」「特殊アタッチメント義歯」、
総入れ歯は「上下顎同時印象法による総入れ歯」という自費の入れ歯を採用しております。
入れ歯専門医院
あなたは80歳になっても、もう一度怖いインプラント治療を受けたいですか?
インプラント治療は、1~2本程度の少数歯欠損から、全ての歯を失った方の高度な多数歯欠損症例まで対応可能です。
当院では保険診療の入れ歯は、お勧めしていません。
保険の部分入れ歯はどうしてお勧めできないの?
【院長ブログ抜粋】なんでも保険で治療してくれる歯医者さんが、
あなたの歯の寿命を 短くしているって、知ってますか?
さて入れ歯のあなたに、質問があります。
あなたのお口の中には、何本の歯が残っていますか?
下の写真を見て下さい。70代、男性の患者様のお口です。
入れ歯を作り治したいと、紹介で来院されました。
よくある保険の入れ歯が装着されています。
そして入れ歯を外してみると、こんな感じでした。
上アゴの、噛み合わせの面の写真です。
入れ歯の下に隠れて、3本の折れた根っこがあります。
そして、銀歯が2本残っているのがわかります。
左右に1本ずつですが、写真の左の銀歯の上の歯が折れています。
きっとこの場所にも、銀歯が装着されていたはずです。
その銀歯に、部分入れ歯の金属製の留め金(バネ)が引っかかっていたのです。
下の写真は右横から見た写真です。銀歯にバネが引っかかっています。
左横から見た写真です。
折れた根っこの上に、入れ歯のバネがあるのが解りますか?
銀歯に引っかけられたバネの影響で、歯が抜けたのです。
なぜなら、こんな理由からです。
この患者様が食事をしていない時は、入れ歯は、下の写真の状態です。
水平状態です。
でも、前歯で咬もうとするとこうなります。
そして、奥歯で咬もうとするとこうなります。
つまり、銀歯に引っかけたバネを支点に回転(転覆)するのです。
これは、ビール瓶の栓を抜くように銀歯を引っこ抜くような力となるのです。
あなたが食事をするたびに、ジワジワと自分で歯を抜いているのと同じなのです。
なんと入れ歯が、恐怖の自動抜歯装置になっているのです。
不適切な大きさの保険の総入れ歯の、最大の欠点とは?
「合わない入れ歯を入れていると、10年で5ミリもアゴの骨が溶けるって知っていますか?」
次に、総入れ歯の症例で保険がお勧めできない理由をご説明致します。
もしかしたら、あなたは入れ歯をお使いではないですか?
そして、こんな経験はありませんか?
「入れ歯を装着して最初は痛かったけど、慣れてきた」といった経験です。
入れ歯は、噛むと入れ歯の下の歯茎は強く押されます。
その結果、歯茎の下の顎の骨も強く押されて、血のめぐりが悪くなり、骨がやせ細ってくるのです。
10年で、5ミリもアゴがとける!というデータもあるのです。
恐ろしくないですか?
お口の中だから気がつきませんが、あなたの指が、10年で5ミリ短くなったら一大事ですよね?
総入れ歯の人のアゴの骨が、1年間にどのくらいやせるかというと、約0.5ミリです。
2年で、約1ミリもの骨がなくなります。
こう考えると総入れ歯を使用されている方が、2~3年で入れ歯が合わなくなり、
新しい入れ歯を作り直す理由が理解できますよね。
また、よく入れ歯の患者さんが、「入れ歯は最初のうちは痛いけど、しばらく我慢して使えば慣れる!」と言われることがあります。
これは、強く押されたアゴの骨が急激にやせて当たらなくなったのです!
痛みがとれたと、喜んではいられないのです。
歯科医師として皮肉な話しですが、私たち歯科医が、一生懸命作った入れ歯が、
虫歯や歯周病の原因になり、あげくのはてに、アゴの骨までやせ細らせていたのです。
「入れ歯をつけると、残っている歯がダメになるからつけたくない!」という患者さんがいらっしゃいます。
それは、この事実を自ら体験しているからに違いありません。
もちろん、これも保険の入れ歯だから起こるというわけではありません。
正しい設計がされていなければ、高額な入れ歯でも同様です。
ダメな設計の入れ歯は使い続けることによって、歯肉が痩せ合わなくなるのは当然なのです。
この事実をご存知でしたか?
この事実を裏づけるように、入れ歯安定剤の売り上げが年々右肩上がりに急増し、年間百億円をゆうに超えるほどです。
下の写真の入れ歯を見てください。


なんと、これは同じ患者様の入れ歯です。
小さい方が他院で製作された、保険の入れ歯です。
大きい方は私が製作した、ドイツ式の総入れ歯です。
ちなみに歯医者さん100人にどちらの入れ歯が良い入れ歯かを質問すれば、
100%大きい入れ歯と答えます。歯医者さんなら、みんな解っています。
「だったら、そうやって作って!」と、あなたが思う気持ちは解りますが、この技術を習得している歯医者さんは、とても少ないのです。
歯医者さんが時間とお金をたくさん使って、自分で学ぶしかないのです。簡単には、修得できません。
そして、製作費も高額です。とても安価な保険診療では対応できないのです。
本当に良い物を望まれる方に、お勧めですよ。
下アゴの総入れ歯を指でつまんで、乱暴に持ち上げています。
私が一生懸命下アゴの総入れ歯を外そうとしていますが、外れません。
患者様の下アゴが、私が入れ歯を引っ張る力で上下に動いています。
当然ですが大きく口を開いても、浮き上がりません。
歯医者さんなら皆が知っていますが、上アゴの総入れ歯が吸いつくように作るのは簡単ですが、
下アゴの総入れ歯が吸いつくように作るのはとても難しいです。